DD51
0番台 500番台 501- 1001- 800番台 800- 1801-

 DD51 800番台は,貨物列車の運用を主体とし客車用の暖房用蒸気発生装置(SG)を搭載していないため,約6t軽量化され運転室内が広くなっています。中間台車の荷重負担割合も軽減されたことから,滑走防止のため中間台車はブレーキシリンダが縮小されたTR106Aに変更されました。さらに808号機以降はTR106Bに変更されています。その他は同時期に製造された500番台の完全重連タイプの仕様に準じており,下の表に示すように,ナンバープレートやラジエータカバーも時期を同じくして変更されています。なお,899号機の次は試作機の意味を持つ900番台や既に使われている1000番台を避けるため1801号機に飛んでいますが,897-899号機と同じロットで製造されています。

形式
番台区分
機関車番号 製造年 ラジエータカバー ナンバープレート 扇風機 ワイパー 中間台車 その他
DD51
800番台
DD51 801-807 1968年 一体型 切抜き文字 WP35 TR106A
DD51 808-821 1970年 TR106B
DD51 822-854 1970年〜
1972年
WP50
DD51 855-885 1972年
1973年
ブロック式
DD51 886-896 1974年
1975年
2分割型
DD51 897-899
1801-1805
1978年 SG準備工事

DD51 808-821
DD51 808
No.330-24
1994年5月29日
DD51 808
単回
八高線 寄居→用土
秩父鉄道との併走区間をゆく808号機。800番台はSG非搭載とし貨物牽引に特化したバージョンとして製造,この808号機以降は中間台車としてTR106Bを装備しています。
(2006/10/08追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 822-854
DD51 825
No.D700_130321-108
2013年3月21日 17:46
DD51825+DD51+タキ
東海道本線(稲沢線)
清洲
夕刻の清洲を通過するJR貨物色DD51重連。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 828
No.105-36
1985年8月24日
DD51 828
吹田機関区
丹波篠山デカンショまつり号ヘッドマークを付けて展示された828号機。
(2006/09/30追加 2022/12/06ワイド化)
No.131-29
1986年7月31日
DD51 828+旧客
福知山線 武田尾←生瀬
武田尾の旧線最後の日に運転されたDD51形828号機牽引の旧型客車列車。
(2006/10/01再スキャン 2022/12/06ワイド化)
DD51 829
No.131-19
1986年7月31日
DD51 829+12系
福知山線 武田尾←生瀬
上と同じ場所で撮影。川辺を走る風光明媚な区間にDD51の朱色は良く似合っていました。
(2006/10/01再スキャン 2022/12/06ワイド化)
DD51 831
No.89-38
1984年7月31日
DD51 831+EF58170
城東貨物線 竜華←吹田操
EF58170号機回送の先頭に立つ831号機。
(2006/09/27追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 833
No.77-34
1984年11月3日
DD51 833 工臨
北方貨物線 宮原操付近
 

833号機牽引の工臨。右端には485系雷鳥が見えます。
(2006/09/27追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 841
No.329-35
1994年5月29日
DD51 841
単回
八高線 折原←竹沢
D51498旧客を撮影に行った折にやってきた841号機。
(2006/10/08追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 842
No.133-20
1986年8月3日
DD51 842
新鶴見機関区


新鶴見区の撮影会で「あけぼの」ヘッドマークを付けて展示されたDD51形842号機を建屋2Fから俯瞰。御召機の特徴である供奉車との連絡用電話コネクタがテールライトの下に取り付けられています。また手摺類はステンレス製となっており,台枠側面にもステンレス飾り帯が付けられています。ナンバーは後年ブロック式に更新されていますが,この写真はオリジナルの切り抜き文字の時のもので,DD_51842と,数字5文字が等間隔に並んでいます。また,径の太い列車無線アンテナが助士席上にヒサシを付けて設置され"左目の瞼が腫れた"状態。これは後に径の細いアンテナに変更され,設置場所も屋根上に変更されました。
(2006/10/01再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.372-14
1997年10月4日
DD51 842+一号編成
御召列車
山田線 山岸→上米内
高速を飛ばして夜半に現地入りしたので,同業者の車を目印に場所を確保したものの夜が明けるまでどんな構図になるのかわからず不安でした。地元新聞の記者に写真を撮られ5日の朝刊に「ファン多数カメラの放列」と載りました。一方,現場では通学のため外に出てきた学生が,家の前にずらりと並んだ三脚に呆然としていました。ゴメンネ。
(2004/11/21再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.372-24
1997年10月4日
DD51 842+一号編成
御召回送
山田線 山岸←上米内
上と同じ場所で回送を撮りましたが,雨が降ってきて露出はありませんでした。この時点でナンバープレートはブロック式に更新されており,オリジナルの切り抜き文字がDD_51842であったのに対し,DD_51_842と,1と8の間にスペースが開いた標記になりました。ステンレス製の煙突カバーが輝いています。
(2004/11/21再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.376-14
1998年1月25日
DD51 842+12系
八高線 越生←明覚
842の牽引する高尾臨です。寒かったですが天気は上々でした。
(2006/10/09再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.401-24
2001年10月14日
DD51 842+一号編成
御召列車
石巻線 小牛田→上涌谷
鉄道の日,それも日曜日に走った記念すべき御召です。今回は仙台から気仙沼線の柳津まで,比較的長距離の運転でしたが,光線を考慮して石巻線の小牛田から前谷地までのエリアにファンが集中しました。前日午前中の段階で,後方の踏切はもう場所がなく,ネギ農家の方に許可をもらって廃棄物置き場を確保しました。柳津まで往復しロケハンするも他にこれといった場所も無く,ホームセンターで剪定鋏を購入して雑草を刈りました。おかげで足元すっきりの写真に仕上がりました。DD51842のHゴムは黒に変更されています。
(2004/11/21再スキャン)
No.401-30
2001年10月14日
DD51 842+一号編成
御召回送
気仙沼線 のの岳→和渕
ここでもススキのカットに鋏が威力を発揮しました。ロケハンの際,この場所で国体選手団の歓迎会の準備で大忙しというおばさんと立ち話。地元の皆さんが相当動員されているようです。写真の方は後部の供奉車2両に,左側にある住宅の青色が写りこんでしまいました。
(2004/11/21再スキャン  2022/12/06ワイド化)
No.411-17
2002年6月3日
DD51 842+一号編成
御召列車
陸羽西線 升形←新庄
植樹祭関連での一号御召は平成になってから初めてです。暑い時期の御召というのも私は経験がなく,日焼けしてしまいました。編成の長さがわからず,列車が来てからカメラをパンしながら撮りました。もう1台のカメラは左に振り過ぎて編成が切れてしまいました。
 (2004/11/21再スキャン)
No.420-23
2003年4月27日
DD51 842+旧客4B
9730レ あぶくま新緑号
磐越東線 夏井→川前
夏井の花見がてら家族で出掛けたDD51842の旧客。ネガと同時に27日夕方にラボに出したポジが30日昼にやっと仕上がりました。処理にこんなに時間がかかるようではポジもこの先衰退やむなしでは? 私も35mm版デジカメの価格がリーズナブルになったら買い換えようと思いました。
(2006/10/14再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.420-33
2003年4月27日
DD51 842+旧客4B
9743レ あぶくま新緑号
磐越東線 夏井
桜満開の夏井駅に着いた下り9743レ。到着直前にお客さんが軌道敷に入ってカメラを構えたりしてヒヤヒヤでした。842号機はお召直後かと思うほどピカピカしていました。
(2006/10/14再スキャン 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-32
2011年5月3日
DD51 842+DD51 895
+旧客
9737レ
DL重連レトロみなかみ号
上越線 井野→新前橋
上の写真から8年が経過! 今回は息子のリクエストで久しぶりの撮影行です。DD51重連旧客ということで激パを予想し7時前に現地入りして場所を確保しました。GW後半初日ということで高速は混んでいましたが同業の方は思ったより少なかった? 北関東道が全通し当鉄道局から高崎方面へのアクセスは随分便利になりました。天気は黄砂もあり曇りがちでした。ヘッドマークなしが素敵でした。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-45
2011年5月3日
DD51 842+DD51 895
+旧客
9737レ
DL重連レトロみなかみ号
上越線 上牧→水上
追っかけというより返しの撮影場所を探しに上牧へ来ましたが,結局ホーム上ぐらいしか撮れる場所がなく,早い時間からホームに三脚を立てるのはまずいということで場所取りを断念,下りを撮影しました。重連が強調できなくなることがわかっていてもヘッドマークなしということで望遠ドアップのアングルは止められません・・・。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-64
2011年5月3日
DD51 842+DD51 895
上越線 水上
入換灯を点灯させて機回し中のDD51842+895。ターンテーブルの前でカマの解放〜転線を撮影してから9738レの発車を撮る場所の確認するため高崎方に徒歩で移動したら,ちょうどカマがバックして来て,この写真を撮ることができました。とてもラッキーです。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-66
2011年5月3日
DD51 842+DD51 895
上越線 水上
左がDD51842の1END側,右側はDD51895の2END側。ラジエーターカバーに大きな違いが見られ,842は一体型,895は2分割型となっています。また手摺類の輝きも異なっており材質が異なることが分かります。
(2022/12/06追加)
DD51 854
No.125-14
1986年3月23日
DD51 854+14系なにわ
山口線 船平山←津和野
レンタサイクルでやまぐち号を撮影に行った折,"なにわ"が入る情報を得ていたのですが,C57撮影後ホッとして津和野駅まで戻って来てしまいました。気づいたときは発車の寸前で,線路際からのかぶりつきになりました。
(2006/09/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 886-896
DD51 888
No.D700_190526-185
2019年5月26日
DD51 888
DD51 895
DD51 842
高崎機関区
高崎公開の帰りに踏切から撮影。888号機,895号機,御召機の842号機が勢ぞろいしています。
(2019/06/02追加)
No.D700_190526-185
2019年5月26日
DD51 888
高崎機関区



ぞろ目のDD51形888号機はこれまで撮影の機会がなくお初でした。今度は走行を撮りたいですね。
(2019/06/02追加)
DD51 889
No.D700_130321-61
2013年3月21日 15:53
DD51 889+DD51 1804
+タキ1000
東海道本線(稲沢線)
稲沢→清洲
DD51重連が日本石油輸送のタキ1000の美しい編成を牽引。2両とも歩み板のキャブ寄りに取り付けられた冷風器が目立ちます。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 890
No.D700_130321-47
2013年3月21日 15:16
DD51 890+EF210-13
東海道本線(稲沢線)
稲沢←清洲
DD51と重連で稲沢に回送される13号機。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 891
No.D700_130321-71
2013年3月21日 16:08
DD51 891+DD51+タキ43000
東海道本線(稲沢線)
稲沢←清洲
日本石油輸送のタキ43000を牽引して稲沢に向かうDD51重連。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 892
No.D200_090830-53
2009年8月30日
DD51 892
通称四日市港線
四日市港線で活躍中のDD51形892号機。
(2022/12/06追加)
No.D200_090830-60
2009年8月30日
DD51 892+タキ1900
通称四日市港線



四日市の千歳運河にかかる跳開式可動橋「末広橋梁」を渡る892号機。
(2022/12/06追加)
No.D200_090830-63
2009年8月30日
DD51 892+タキ1900
通称四日市港線
DD51形892号機牽引,太平洋セメントのタキ1900の編成。この路線は四日市駅構外側線扱いとなっているそうです。
(2009/09/23追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_090830-64
2009年8月30日
DD51 892+タキ1900
通称四日市港線
DD51形892号機のキャブ周辺。白いブロックナンバー,[愛][JR]の区名札,JR貨物の銘版,タブレットキャッチャーやタブレット保護板を撤去した跡に描かれているJRFマーク,三菱重工三原のメーカーズプレート,そして歩み板の上,キャブ寄りに設置された冷風器。
(2022/12/06追加)
DD51 895
No.370-29
1997年10月4日
DD51 895
単機回送
山田線 山岸→上米内
お召し列車の先導として運転された895号機の単回。
(2006/10/09追加 2022/12/06ワイド化)
No.372-38
1997年10月6日
DD51 895
単機回送
釜石線 平倉→足ヶ瀬
この日はお召回送の前に運転された895号機。この時は好天でしたが,お召回送は陰ってしまいました。
(2006/10/09追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-54
2011年5月3日
DD51895
上越線 水上
入換灯を点灯させて機回し中のDD51842+895。ターンテーブルの前から撮影。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-67
2011年5月3日
DD51 895
上越線 水上
キャブ周りのアップ。中間台車は基礎ブレーキ付きのTR106B。
(2022/12/06追加)
No.D200_110503-83
2011年5月3日
DD51 895+DD51 842
+旧型客車
9738レ
DL重連レトロみなかみ号
上越線 水上→上牧
水上を発車する重連レトロ号。爆煙が期待できるD51の発車時は場所がなくなるほど人気がありますが,この日はDLということで空いていました。この後水上ICに向かうところで雨が降り出しました。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-105
2011年5月3日
DD51 895+DD51 842
+旧型客車
9738レ
DL重連レトロみなかみ号
上越線 新前橋
この日は当初から最後は新前橋の駅撮りを予定していました。雨も降って来たので駅撮りで正解です。同業者の方は15名程で,殺気立った雰囲気もなく3分停の間に皆さん譲り合って撮影できました。
(翌日追加 2022/12/06ワイド化)
No.D200_110503-103
2011年5月3日
DD51 895+DD51 842
+旧型客車
9738レ
DL重連レトロみなかみ号
上越線 新前橋
DL重連をじっくり撮影。
(2022/12/06追加)
DD51 897-899, 1801-1805
DD51 1801
No.D700_130321-34
2013年3月21日 14:39
DD51 1801+ホキ9776
東海道本線(稲沢線)
清洲→枇杷島
稲沢線をゆくDD51 1801号機牽引列車。DD51800番台は899号機からこの1801号機に飛んでいます。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
DD51 1804
No.D700_130321-62
2013年3月21日 15:53
DD51 889+DD51 1804
+タキ1000
東海道本線(稲沢線)
稲沢→清洲
DD51重連の雄姿。塗色変更だけでなく冷風器の取り付け,キャブのJR貨物表記,タブレットキャッチャーおよびタブレット保護板撤去,など印象が大きく変わっています。
(2013/03/24追加 2022/12/06ワイド化)
 
 2004年1月24日 ページ新設
 2006年10月9日 番台区分化
 2006年10月14日 再スキャン完了
 2022年12月6日 番台区分表を追加
 2022年12月6日 写真ワイド化完了
 2022年12月6日 キャプション欄左右入替完了


■参考文献
 20世紀なつかしの機関車 ヤマケイレイルブックス2 山と渓谷社
 貨物列車2006 Rail Magazine 274 2006年7月
 Wikipedia 国鉄DD51形ディーゼル機関車

0番台 500番台 501- 1001- 800番台 800- 1801-

Kano鉄道局TOP 蒸気機関車 電気機関車 ディーゼル機関車 客車 電車 気動車 新幹線