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E235系
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 E235系は2015年に登場したJR東日本の通勤用車両で,E233系の後継車両として開発されました。TIMSに代わる列車情報システムINTEROSなど新機軸を導入しサービス向上,エネルギーコストの低減,メンテナンスの容易化を図っています。車体構造は従来と同じステンレス製軽量構体ですが,側外板を垂直に立ち上げ雨どいと一体化し,雨どいが外側に出ない車体断面としています。屋根部は横風の抵抗を低減するため空調部を除き歩み板を省略しています。車体前面と側面にはフルカラー式LED表示器が設置されています。制御装置はパワー半導体にSiCデバイスを適用した2レベル電圧形PWM‐VVVFインバータ制御とし1C4M構成となっています。量産先行車では三菱電機製のSiC‐MOSFETとSiC‐SBDのフルSiCモジュールSC104形と,東芝製のSi‐IGBTとSiC‐SBDのハイブリッドSiCモジュールSC105形の2種類が搭載され,量産車では三菱電機製に統一されています。主電動機は全閉式外扇形かご形三相誘導電動機MT79を採用,定期的な内部清掃が不要な省メンテナンス構造となっています。ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用,常用ブレーキはINTEROSによる編成ブレーキ管理システムにより応荷重制御と電空協調制御とし,回生ブレーキを優先して使用することで省エネルギー運転と基礎ブレーキの制輪子の摩耗量の低減を図っています。
■ 番台区分
番台区分 / 車体色 仕様・線区・配属区など
0番台
黄緑6号(ウグイス色)
山手線向け,東京総合車両センター配置,2015年量産先行車11両x1本,2017‐2019年に量産車49本導入済
1000番台
クリーム1号・青20号(スカ色)
横須賀・総武快速線向け,鎌倉車両センター配置,2020年12月営業運転開始,基本編成11両x49本,付属編成4両x44本を2025年までに導入済
■ 新製車 (E231系から改造のサハE235‐4600番台を含む)
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様・相違点
モハE235 0番台 1‐150 2015‐2019 3,6,9号車,VVVF装置,パンタグラフ1基(6号車は2基)搭載
1000番台 1001‐1049 2020‐2025 10号車,VVVF装置,パンタグラフ1基搭載
1101‐1144 2020‐2025 増3号車,VVVF装置,パンタグラフ2基搭載
1201‐1249 2020‐2025 7号車,VVVF装置,パンタグラフ1基搭載
1301‐1349 2020‐2025 3号車,VVVF装置,パンタグラフ2基搭載
モハE234 0番台 1‐150 2015‐2019 2,5,8号車,VVVF装置,CP搭載
1000番台 1001‐1049 2020‐2025 9号車,VVVF装置,CP搭載
1101‐1144 2020‐2025 増2号車,VVVF装置,CP搭載
1201‐1249 2020‐2025 6号車,VVVF装置,CP搭載,トイレ設置
1301‐1349 2020‐2025 2号車,VVVF装置,CP搭載
クハE235 0番台 1‐50 2015‐2019 11号車,奇数(内回り)向き,SIV搭載
1000番台 1001‐1049 2020‐2025 11号車,奇数(千葉)向き,SIV搭載
1101‐1144 2020‐2025 増4号車,2段式電気連結器装備
クハE234 0番台 1‐50 2015‐2019 1号車,偶数(外回り)向き,SIV搭載
1000番台 1001‐1049 2020‐2025 1号車,偶数(久里浜)向き,SIV搭載,トイレ設置,2段式電気連結器装備
1101‐1144 2020‐2025 増1号車,SIV搭載,トイレ設置
サロE235 1000番台 1001‐1049 2020‐2025 5号車,2階建てグリーン車,トイレ設置
サロE234 1000番台 1001‐1049 2020‐2025 4号車,2階建てグリーン車
サハE235 0番台 1‐50 2015‐2019 4号車
501‐502 2017 10号車,新製車,11号車寄り扉位置を中央寄りにオフセット
4601 4603
4607‐4652
2010‐2011
改2015‐2019
10号車,サハE231‐4600番台からの改造編入車,11号車寄り扉位置を中央寄りにオフセット
1000番台 1001‐1049 2020‐2025 8号車
サハE234 0番台 1‐50 2015‐2019 7号車,SIV搭載
E235系 0番台
クハE235 1‐50
No.D850_250720‐134
2025年7月20日
都トウ 14編成
クハE235‐14他 11両
山手線 高輪ゲートウェイ



内回り/奇 クハE235‐14+サハE235‐4616+モハE235‐40+モハE234‐40+サハE234‐14+モハE235‐41+モハE234‐41+サハE235‐14+モハE235‐42+モハE234‐42+クハE234‐14 外回り

高輪ゲートウェイに到着したトウ14編成
No.D850_250720‐136
2025年7月20日
都トウ 50編成
クハE235‐50他 11両
山手線
高輪ゲートウェイ→品川



内回り/奇 クハE235‐50+サハE235‐4601+モハE235‐148+モハE234‐148+サハE234‐50+モハE235‐149+モハE234‐149+サハE235‐50+モハE235‐150+モハE234‐150+クハE234‐50 外回り

高輪ゲートウェイを発車し品川に向かう0番台ラストナンバー,トウ50編成。7月はアサガオのイラストを表示しています。
No.D850_250720‐195
2025年7月20日
都トウ 22編成
クハE235‐22他 11両
山手線 神田→東京
内回り/奇 クハE235‐22+サハE235‐4626+モハE235‐64+モハE234‐22+サハE234‐22+モハE235‐65+モハE234‐65+サハE235‐22+モハE235‐66+モハE234‐66+クハE234‐22 外回り

外回りに充当されたトウ22編成を神田から後追い撮影,10号車のサハE235‐4626はサハE231からの改造車で車体断面の違いが分かります。
クハE234 1‐50
No.D850_250720‐131
2025年7月20日
都トウ 14編成
クハE235‐14他 11両
山手線
田町→高輪ゲートウェイ
内回り/奇 クハE235‐14+サハE235‐4616+モハE235‐40+モハE234‐40+サハE234‐14+モハE235‐41+モハE234‐41+サハE235‐14+モハE235‐42+モハE234‐42+クハE234‐14 外回り

田町方から高輪ゲートウェイに進入する外回りトウ14編成。7月の15:20過ぎですが再開発の高層ビルが林立する当駅周辺はお天気でもほとんど日陰となっています。
E235系 1000番台
クハE235 1001‐1049
No.D850_250720‐048
2025年7月20日
横クラ F‐06編成他
クハE235‐1006他 15両
942F 快速 久里浜行き
総武本線 新小岩←小岩
千葉/奇 クハE235‐1006+モハE235‐1006+モハE234‐1006+サハE235‐1006+モハE235‐1206+モハE234‐1206+サロE235‐1006+サロE234‐1006+モハE235‐1306+モハE234‐1306+クハE234‐1006+クハE235[1100]+モハE235[1100]+モハE234[1100]+クハE234[1100] 久里浜

総武緩行線の小岩を通過し新小岩に向かう11+4両編成の久里浜行き
No.D850_250720‐050
2025年7月20日
横クラ F‐09編成他
クハE235‐1009他 15両
847F 快速 千葉行き
総武本線 新小岩→小岩
千葉/奇 クハE235‐1009+モハE235‐1009+モハE234‐1009+サハE235‐1009+モハE235‐1209+モハE234‐1209+サロE235‐1009+サロE234‐1009+モハE235‐1309+モハE234‐1309+クハE234‐1009+クハE235[1100]+モハE235[1100]+モハE234[1100]+クハE234[1100] 久里浜

15両編成で総武快速線を飛ばす久里浜発千葉行き
No.D850_250720‐051
2025年7月20日
横クラ F‐38編成他
クハE235‐1038他 15両
817F 快速 津田沼行き
総武本線 新小岩→小岩
津田沼/奇 クハE235‐1038+モハE235‐1038+モハE234‐1038+サハE235‐1038+モハE235‐1238+モハE234‐1238+サロE235‐1038+サロE234‐1038+モハE235‐1338+モハE234‐1338+クハE234‐1038+クハE235[1100]+モハE235[1100]+モハE234[1100]+クハE234[1100] 逗子

クラF‐38編成・クハE235‐1038を先頭にした逗子発津田沼行き総武快速

 2025年7月25日 ページ新設


■ 参考文献
 Wikipedia JR東日本E235系電車
 レイルラボ JR東日本E235系電車


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