船鉾
Fune-Hoko
2013/7/17
祇園祭には神功皇后の説話を基にした出陣船鉾(船鉾),凱旋船鉾(大船鉾)の二基があり,それぞれ前祭,後祭の殿(しんがり)を務める。神面を付けた神功皇后像と,住吉明神,鹿島明神,龍神・安曇磯良(あずみのいそら)が船に乗り巡行する。身ごもって出陣し戦後無事出産した神功皇后は安産の神とされ,皇后の神面は明治天皇ご誕生の折には宮中に参内するなど,深い信仰を集めている。
唐破風,切妻破風,入母屋破風を組み合わせた屋根と朱漆塗りの高欄。
辻廻しは前輪の上にも音頭取りが乗り扇子で合図を出す。
廻舳先には金色の瑞鳥「鷁(げき)」,その後ろには宝珠を持つ龍神・安曇磯良(あずみのいそら)像。船の後部,写真左側には舵取り役の鹿島明神像。
黒漆塗螺鈿の大舵
2013/7/16
大舵 青貝による黒漆塗螺鈿飛龍文様
艪の高欄下、水引に刺繍された麒麟
波頭文様の水引
喫水線の上に描かれた波頭紋と龍の水引
左側面
清時代の龍と鶴紋様、山鹿清華作の綴錦
艪の高欄下に掛けられた龍紋様の見送
提灯に描かれた船鉾のロゴ
駒形提灯は九列で,上部赤い提灯には舩の文字、白い提灯には清酒神聖の文字が入る
大舵には青貝を用いた飛龍と波頭紋の螺鈿細工
駒形提灯
2013/7/15
船首には金色の瑞鳥「鷁(げき)」が飾られる
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