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旧型客車 【更新作業中】

 旧型客車という呼称は,国鉄客車のうち10系客車以前に製作された客車を指す便宜的な呼称で,旧客,在来形客車,一般形客車とも呼ばれてきました。明治開業以来非常に多くの形式があり,本項では国鉄末期まで存在した系列のみ整理します。

系列 分類 形式 (改造は一部のみ記載) 特徴
オハ31系 全長17m オハ31,オハフ30,オロ30.オロ31,オロハ30,オハニ30,スニ30,スユ30,スユニ30 鉄道省が1927年から導入した,初の鋼体車体を持つ客車の形式群。一般車は全長17m,台車はイコライザ式2軸ボギーTR11-13形を履く。優等車は全長20m,台車は3軸ボギーTR71・TR72形。台車中心間の中梁が大きく膨らんだ魚腹台枠を持つ。外板はリベット固定,屋根は二重屋根
全長20m マイネ37,マイネフ37,マロネ37,マロネフ37,スシ37,カニ37
スハ32系 二重屋根 スハ32,スハ33,スハフ32,スロ32,スロ33,スロ34,スロフ30,スロフ31,スロハ31,スロハフ30,スイロフ30,スイテ38,スイテ39,スイテ48,マイネ38,マイネフ38,マイネロ37,マイロネフ37,マロネ37,マロネフ37,スシ37,マロシ37,スロシ38,スハニ31,スハユ30,マニ31,マユ31
【改】冷房化:スイテ38→マイテ38,スイテ39→マイテ39
鉄道省が1929年から製造したスハ32形と同様な車体を持つ客車の形式群。客車台枠は溝型鋼による軽量な長形台枠を採用し客車等級によらず20m車に統一。ペンシルバニア形と呼ばれる簡潔な構造の軸ばね台車,二等,三等,荷物,,郵便車等は2軸ボギーTR23,一等車,食堂車,寝台車等は3軸ボギーTR73を履く。初期製造車両は二重屋根だが1932年以降の新造車は全て丸屋根に変更,丸屋根上にはガーランド形通風器を備える
丸屋根 スハ32,オハ34,スハフ32,スロ34,オロ35,オロフ32,スロハ31,スロハフ30,スイテ49,スイロネフ38,マロネ37,マロネ38,マロネフ37,マロネロ37,スハネ30,スハネ31,スシ37,スロシ38,スハニ31,マユ32,マユ33,マニ31
【改】冷房化:スイテ49→マイテ49
オハ35系 - オハ35,オハフ33,スハ42,スハフ41,オロ36,オロフ33,オロ40,オロ41,スロハ32,スイテ37,マイネ40,マシ38,スハニ32,スハユ31,マニ32,マニ34,マユ34,オユ36 鉄道省が1939年から製造したオハ35形と同様な車体構造を持つ制式鋼製客車群。従来600mm幅だった側窓を1000mm幅に拡大,リベットから溶接に移行,軽量化
70系 戦災復旧 オハ70,オハ71,オハフ71,オハ77,スユ71,オニ70,スニ71,マニ72,マニ77,スヤ71 運輸省鉄道総局が1946〜1950年に製造した戦災復旧車で,戦災により使用不能になった客車の台車・台枠・鋼体を再利用し車体のみ新製した車両。側扉は20m車3扉,17m車は2扉でデッキ無し,座席はロングシート,照明は裸電球,暖房無し
60系

鋼体化改造車
3等車 狭窓:オハ60,オハフ60
本州以南向け広窓:オハ61,オハフ61
北海道向け広窓:オハ62,オハフ62
l国鉄が1949〜1956年に木造客車を改造して鋼製客車とした客車の形式群。17m級客車4両と基本形客車1両の台枠を切断して繋ぎ合わせ,20m級鋼体化改造車4両を製造。
優等車 スロ60,スロ61→スロ50(新製時形式変更)
【改】オハ61→オロ61, オハ61/オロ61→オロフ61
【改】冷房化:オロ61→スロ62,オロフ61→スロフ62
【改】和式客車:スロ81,スロフ81
当初から優等車として製造されたスロ60,スロ50と,後年オハ61から改造された車両,和式客車がある。冷房化に際しては低屋根化した上で屋根上に冷房装置を5基設置,床下にディーゼル発電機を設置
合造車 オハユ61,オハユニ61,オハユニ62,オハユニ63,オハユニ64,スハニ61,スハニ62,オハニ63
【改】荷重変更し軽量化:スハニ61→オハニ61
【改】TR52台車に交換:オハニ63→オハニ36,スハニ37
【改】電気暖房:オハニ61→スハニ64
全形式20m級として鋼体化改造で誕生,オハユニ62,64,スハニ62は北海道向け,スハニ37はEG付
郵便・荷物車 オユ60,オユ61,スユニ60,マニ60,マニ61
【改】オハニ61/オハユニ61→スユニ61
【改】スロ50/スロ60→マニ36,マニ37
全形式20m級として鋼体化改造で誕生。1955年にオユ60全車がオユ61に改造編入。マニ37はパレット荷役対応で車体色は青15号。マニ61はスハ32系と台車交換しTR23を装着
事業用車 【改】オハニ36/スハニ37→オヤ33,オハフ61→オヤ60,オハユニ61/オハフ61/スロフ62→オヤ61,スロフ62→スヤ61,オハニ61→オヤ62,オハ62/オハフ60→オヤ90,マニ60→オル60,オハニ36→オエ36,オハフ61/オハユ61/オハニ61/スハニ62/オハユニ61/スユニ61/マニ60/マニ61/オル60/マニ36/マニ37→オエ61 オヤ33はED75用の教習車,オヤ60は職員輸送用の職用車,オヤ61は教習車,スヤ61は鉄道労働科学研究所の試験車,オヤ62は工事用宿泊車,オヤ90は新幹線用雪害対策試験車,オル60は配給車,オエ36,オエ61は救援車
スハ43系 基本形 スハ43,スハフ42 国鉄が1951年から1955年に製造した客車。優等列車用に居住性を改善,最高速度95km/h,全長20m,ウイングばね式鋳鋼台車のTR47を履く。スハ43形700番台,スハフ42形500番台は北海道向け改造車,
スハ44系
特急用
スハ44,スハフ43,スハニ35 1951年に特急列車用に開発,基本構造はスハ43系に準じるがデッキは片側のみ,車内は2列配置の一方向き固定クロスシートを備える
酷寒地形 スハ45,スハフ44
【改】カフェカー:スハフ44→スハシ44
1952〜1054年に北海道用向けに製造,二重窓,耐寒構造,蓄電池大型化,車軸発電機は歯車駆動式。スハシ44はC62ニセコ号用に改造
軽量形 オハ46,オハフ45 1955年に各部を見直し'オ'級に軽量化,台車はTR47だが側枠や軸箱守の素材を工夫した軽量型
台車振替 【改】スハ43→オハ47,オハフ46 1961年〜1969年にかけ,スハ43を種車にオハネ17,オシ16と台車交換しTR23に履き替えた改造車両
2等車 スロ51,スロ52,スロ53,スロ54
【改】冷房化試作:スロ54→マロ55
【改】緩急車化:スロ51→スロフ51,スロフ52
スロ51はリクライニングシート付き'特ロ',1950年から製造。スロ52は北海道仕様のスロ51を改番,スロ53は1951年製造で座席間隔を1,160mmに拡大。スロ54は1952〜1955年に製造された特急用で蛍光灯を採用。スロフ52は北海道用。
寝台車 マイネ41,スロネ30 マイネ41は
スロネ30は4人用コンパートメントを8室持つ2等寝台車で1951年製。
食堂車 マシ35,マシ36 1951年「つばめ」「はと」用として製造,マシ35は「はと」及び予備車として3両製造,石炭レンジと氷式冷蔵庫搭載。マシ36は「つばめ」専用に2両製造,基本構造はマシ35と同じだが厨房を完全電化
郵便車 スユ41,スユ42,スユ43,  オユ40


スロネ30,
【改造車】
マロ55,スロフ51,カシ36,マニ35,マニ36,マニ37,スエ31,オエ61,スヤ42,スヤ52
10系
1941年称号改正後の形式で記載 各形式とも電気暖房付は基本番号+2000を付与


オハ31系客車
No.145-20
1987年3月30日
スエ30 9 [高タカ]
[オハ31系客車]
高崎第二機関区
国鉄最後の機関区開放撮影会にて。ダブルルーフのオハ31系客車は鉄道省が1927年から導入した初の鋼製車体を持つ客車で,オハ31形と同様な車体を持つ客車の総称です。2軸ボギー車の車体長は17mで,台車はイコライザー式のTR11-TR13を履いています。スエ30 9は1932年に25両が製造された荷物車,スニ36650形,後のスニ30形の一両であるスニ30 11を改造した車両。1987年2月10日付で廃車になっています。
No.226-7
1991年7月25日
スニ30
[オハ31系客車]
佐久間レールパーク
ダブルルーフで,車体全体にリベットが並ぶスニ30。オハ31系に分類されるダブルルーフの17m車です。
スハ32系客車
No.D200_110925-126
2011年9月25日
スハフ32 2357他6B
[スハ32系客車]
上越線 後閑→沼田
C6120+C58363が牽引した重連レトロみなかみ号の走行写真です。脚立に乗ったまま三脚からD200をはずして身体をひねって手持ち撮影しました。このアングルが順光でした。最近まで取り付けられていた無粋な赤い反射板がなくなったことは特筆すべきです。客車列車本来の美しさを見ることができます。
No.D850_221001-097
2022年10月1日
スハフ32 2357
[スハ32系客車]
只見線 会津蒲生←只見
DE10 1651に牽引されるスハフ32 2357。一般車用2軸ボギー台車TR23を履いています。
(2022/10/03追加).
No.D200_080105-15
2008年1月5日
マイテ39 11
[スハ32系客車]
鉄道博物館


桃山式の豪華な車内装飾を誇るマイテ3911。
No.8-35
1983年8月4日
マイテ49 2
[スハ32系客車]
交通科学館


交通科学館に展示されていた頃のマイテ492。
No.144-21
1987年3月16日
マイテ49 2
[スハ32系客車]
東海道本線 高槻→山崎
ぶどう色2号でお色直しされたEF58150に牽引され東海道を上るマイテ492。復活に際し展望デッキの柵が追加されています。上の写真と比べると安全性とは言え美観を損ねてしまっておりイマイチです。
No.16-35
1983年8月19日
スヤ32 3 [スハ32系客車]
スヤ52 4 [スハ43系客車]
室蘭本線 東室蘭
手前がスヤ32 3,奥がスヤ52 4です。道内の鉄道職員用の巡回診療・保健検査用に使われました。1986年に廃車となっています。
No.99-20
1985年4月28日
オヤ31 12
[スハ32系]
米原機関区
EF58撮影会のときに展示されたオイラン車オヤ31 12。スハ32 426を種車に長野工場において1959年に改造されました。
No.99-24
1985年4月28日
オヤ31 12
[スハ32系]
米原機関区
検測用の矢羽根が美しい。
No.N700_120104-393
2012年1月4日
オヤ31 12
[スハ32系]
リニア・鉄道館

検測用の照明も見えます。
(2017/07/30追加)
オハ35系客車
No.226-4
1991年7月25日
スハフ34 834
[オハ35系客車]
佐久間レールパーク
ぶどう色2号車体に3等帯入りのスハフ34。シル,ヘッダーにリベットが美しく並んでいます。妻部を絞った形状。
No.226-13
1991年7月25日
オハ35 2329
[オハ35系客車]
佐久間レールパーク
青15号のオハ35もスハフ34と同様ですが,塗色の差は大きい。
No.66-19
1984年8月19日
マニ36 2045
[オハ35系客車]
東海道本線 豊橋
荷物列車に活躍するマニ36 2045はスロ43 2053を多度津工場で改造したもので,落成後から名ナコに所属していました。なお,スロ43はオロ35形を電気暖房に改造した車両です。
No.225-32
1991年7月25日
マイネ40 7

[オハ35系客車]
佐久間レールパーク
一等寝台車のマイネ40。一等車を表す白帯を巻いています。
No.148-20
1987年8月1日
スヤ42 1
[オハ35系客車]
根室本線 帯広
黄帯を消し,帯広駅構内にてツーリングトレインとして活用されていた頃のスヤ42 1です。スヤ42 1はマロネ40形改造で,折妻形となっていました。台車は種車のままTR40Aが使われています。
(2010/01/31追加)
 
No.D200_100703-73
2010年7月3日
スハフ42 2234
[スハ43系客車]
上越線 水上

高崎車両センターで動態保存されている旧型客車です。
(2010/07/04追加)
No.D200_110503-89
2011年5月3日
スハフ42 2234
[スハ43系客車]
上越線 水上

上と同じ車両ですが方転しており反対側面を撮影できました。
(翌日追加)
No.D200_100703-75
2010年7月3日
スハフ42 2173
[スハ43系客車]
上越線 水上


上と同じく高崎車両センターで動態保存されている旧型客車です。
(2010/07/04追加)
No.195-9
1990年8月8日
スハフ44 7
[スハ43系客車]
函館本線 小樽


C62ニセコ号に活躍していた頃のスハフ44他5両編成。3号車はカフェカーとなっていました。切妻です。

No.D200_090817-113
2009年8月17日
スハフ44 1
[スハ43系客車]
小樽市総合博物館(手宮)


屋根がかなり痛んできていました。サボは吊り下げ式稚内行が入っていました。

No.D700_121008-14
2012年10月8日
スハフ44 25
[スハ43系客車]
真岡鐵道 真岡


以前,船の科学館に展示されていた青函連絡船「羊蹄丸」に積載されていたスハフ44 25が新居浜東港から真岡駅に搬入され「(仮称)もおかSLミュージアム」として周囲の環境整備中です。逆光ですがなんとか補正しました。
(2012/10/13追加)
No.D700_131013-46
2013年10月13日
スハフ44 25
[スハ43系客車]
真岡鐵道 真岡

上と同じスハフ44 25,立派なキューロク館が建ち収納されています。貴重な旧型客車なのできちんと保存されて嬉しいですね。
(2014/08/24追加)
No.129-10
1986年7月15日
オハフ45
[スハ43系客車]
山陰本線 浜坂


DD51牽引の客車列車の最後尾を務めるオハフ45。貫通扉は近代化改造でHゴム化されています。

美しく整備されたオハ46
(2014/10/26追加)
No.D700_141011-353
2014年10月11日
オハ46 13
[スハ43系客車]
梅小路蒸気機関車館
No.D700_141011-351
2014年10月11日
オハ46 13
[スハ43系客車]
梅小路蒸気機関車館

所属は大ミハとなっています。
(2014/10/26追加)
No.99-25
1985年4月28日
オハフ46
[スハ43系客車]
米原客貨車区


EF58撮影会の際に整備中の旧型客車編成を撮影しました。
No.D200_100703-74
2010年7月3日
オハ47 2261
[スハ43系客車]
上越線 水上


高崎車両センターで動態保存されている旧型客車です。
(2010/07/04追加)
No.D200_100703-76
2010年7月3日
オハ47 2266
[スハ43系客車]
上越線 水上


高崎車両センターで動態保存されている旧型客車です。
(2010/07/04追加)
No.D200_100703-78
2010年7月3日
オハ47 2246
[スハ43系客車]
上越線 水上


高崎車両センターで動態保存されている旧型客車です。
(2010/07/04追加)
No.21-22
1983年8月29日
ナハ11 39
[10系客車]
山陰本線 東舞鶴


スマートな10系客車です。
No.21-25
1983年8月29日
ナハ11 40
[10系客車]
山陰本線 和知?


山陰本線で運用されるナハ11。上のナハ1139と同じ日に出逢いました。非冷房車なのに夏の暑い時期に全部窓が閉まっているナゾの真相は,同行のN氏が完璧な形式写真撮影を目指して全部閉めて回ったからでした・・・。吊り下げ式サボが付いてました。


No.25-5
1983年11月20日
ナハフ11 1
[10系客車]
福知山線 生瀬



福知山線でDD51に牽引され武田尾方面に向かう旧型客車列車。こちらのサボも吊り下げ式。

No.N8309-15
1983年4月10日
オハネフ12 2094
[10系客車]
紀勢本線 新宮


はやたまに連結された寝台車。


 ■ 2等寝台車
No.226-5
1991年7月25日
オロネ10 27
[10系客車]
佐久間レールパーク

冷房完備のプルマン式2等寝台車ですが,職用車に改造されていたため,窓がユニットサッシになっています。その後,原形に戻されているようですが,佐久間レールパーク閉園以降の処遇が気になります。
 ■ 合造車
No.18-30
1983年8月24日
スユニ60
[60系客車]
640レ
釧網本線 斜里


6:57に斜里を発車する網走行き640列車。DE152508の牽引する客車列車の最後尾に連結されたスユニ60。60系客車に分類されます。

No.437-36
2005年6月12日
オハユニ61 107
[60系客車]
碓氷峠鉄道文化むら

支線で活躍したオハユニ61。
No.D200_070805-94
2007年8月5日
オハユニ61 107
[60系客車]
碓氷峠鉄道文化むら


荷物室側から。

 2009年3月16日 TEST ページ新設
 2009年5月16日 キャプション記載

■ 参考文献
 Wikipedia 国鉄オハ31系客車
 Wikipedia 国鉄スハ32系客車