JR東日本

251系

 251系はJR東日本の「スーパービュー踊り子」を中心として運用するために製造された直流特急形電車で,1990年4月から営業運転を開始しました。1990年4月に1次車としてRE-1とRE-2編成が落成,1992年2月に2次車としてRE-3,RE-4編成が落成しています。2002年〜2004年には順次リニューアル工事が施工されました。120kW出力の直流直巻電動機MT61を用いた添加励磁界磁制御で,回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを備えています。台車はロールゴム式ボルスタレス台車で,電動車がDT56,付随車がTE241となっています。

■ 新製車
形式 番台区分 番号 製造年 主な仕様・相違点
モハ251 0番台 1-8 1990-1992 主制御器,主抵抗器,パンタグラフ搭載,ハイデッカー構造,定員64名
100番台 101-104 1990-1992 同上,東京方に検査用の密着連結器装備
モハ250 0番台 1-8 1990-1992 MG,CP装備,ハイデッカー構造,定員56名
100番台 101-104 1990-1992 MG,CP無し,ハイデッカー構造,サービスカウンター設置,定員48名
クロ250 - 1-4 1990-1992 偶数向き,ダブルデッカー構造,2F席定員14名,1Fラウンジ
クハ251 - 1-4 1990-1992 奇数向き,ダブルデッカー構造,定員52名,2F定員36名,1F遊戯ルーム
サロ251 - 1-4 1990-1992 ダブルデッカー構造,2F定員25名,1F4名個室3室
サハ251 - 1-4 1990-1992 ハイデッカー構造,定員64名

■ 編成 ←東京・新宿・池袋・宇都宮 小田原・熱海・伊東・伊豆急下田→
編成番号
RE-1〜RE-4
クハ251 サハ251 モハ251 モハ250 モハ251 モハ250
-100
モハ251
-100
モハ250 サロ251 クロ250

クロ250 1-4
No.190-12
1990年6月2日
RE-1編成
クロ250-1他 10両
東海道本線 品川

品川を通過して東京に向かう「スーパービュー踊り子」。今となっては隣の113系のグロベンが新鮮です。
No.190-14
1990年6月2日
RE-1編成
クロ250-1他 10両
東海道本線 浜松町−田町
田町を通過する「スーパービュー踊り子」登場時の姿です。ダブルデッカーにハイデッカー,いかにも安っぽい185系とはガラッとイメージを変え,リゾート特急の高級感を備えています。
No.209-11
1991年3月21日
RE[1,2]編成
クロ250[1,2]他 10両
東海道本線 早川→根府川
石橋山古戦場に程近い海沿いを走る251系1次車。フィルムはPKL。
(2018/01/14追加)
クハ251 1-4
No.190-15
1990年6月2日
RE-1編成
クハ251-1他 10両
東海道本線 田町
田町を通過する「スーパービュー踊り子」。標識灯が車体とスカートの間にあり,おしゃれです。
No.D700_150816-206
2015年8月16日
RE-2編成
クハ251-2他 10両
東海道本線 東京
2002年から全編成のリニューアルが実施され,塗色も大きく変更されました。伊豆下田から東京駅9番線に到着した251系,RE-2編成。

 2017年7月17日 ページ新設
 2023年9月18日 Safariで半角数字列が電話番号リンクされるのを無効化
 2023年9月18日 新製車一覧表を追加
 2023年9月18日 イベント毎昇順から形式番台区分毎時系列に並べ替え
 2023年9月18日 新製車一覧表から写真へのリンクを追加


■参考文献
 Wikipedia JR東日本251系電車


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