DD53

 DD53はDD14の除雪時の高速性能を高めたロータリー式除雪用機関車で,投雪装置を解放して幹線用旅客機関車としても使用できるように設計されましたが,わずか3両の小世帯にとどまりました。走行性能はDD51と同等ですが,冬季は除雪用に用いることからSG(蒸気暖房装置)は持っていません。

形式 番号 製造年 略歴
DD53 DD53 1 1965年 新潟地区で活躍後,旭川区に転属,宗谷本線塩狩峠の補機としても使用。その後新庄区に移動,1987年2月廃車,1999年11月から鉄道文化むらで保存。
DD53 2 1965年 新潟地区で運用,1987年4月JR東日本に継承,長岡運転所に所属し主に信越本線で活躍,イベント列車にも使用され2010年3月10日に秋田総合車両センターに自力回送され同日付廃車。
DD53 3 1967年 新潟地区で運用,1987年4月JR東日本に継承,長岡運転所に所属し主に上越線水上-宮内間で活躍,2001年廃車。

DD53 1
No.145-21
1987年3月30日
DD53 1
高崎第二機関区
保存機を集めていた高崎区の状況です。
(2006/10/01追加 2022/11/23ワイド化)
No.437-17
2005年6月12日
DD53 1
碓氷峠鉄道文化むら
DD53のロータリーヘッド。モビルスーツのようで圧倒されます。この投雪装置を取り付けるとDD53の車体長は26.25mに達します。
 (2022/11/23ワイド化)
No.D200_070805-239
2007年8月5日
DD53 1
碓氷峠鉄道文化むら
上とほぼ同じ位置から今度はデジカメで撮影しています。
(2022/11/23追加)
No.D200_070805-240
2007年8月5日
DD53 1
碓氷峠鉄道文化むら
真横から見たロータリーヘッド。これを操作するための運転席は,前方の確認だけでなく雪のかき寄せ状況の確認のため,投雪口の前方(写真右側),かき寄せ羽根車上に設けられています。
No.D200_070805-241
2007年8月5日
DD53 1
碓氷峠鉄道文化むら
この顔を撮影するためにわざわざ??再訪しました。
(2007/08/10追加 2022/11/23ワイド化)
DD53 2
No.D70s_061103-21
2006年11月3日
DD53 2+12系
9226レ
DD53ばんえつ物語
磐越西線 五泉→猿和田
この日は4時過ぎに自宅を出て一路磐越道安田ICを目指しました。早出川橋梁には数え切れない程の鉄道ファンが三脚の林を築いていました。快晴の下,威風堂々のDD532号機。
(2006/11/05追加,2021/09/12ワイド化)
No.D70s_061103-38
2006年11月3日
DD53 2+12系
9226レ
DD53ばんえつ物語
磐越西線 上野尻→野沢
この日の2箇所目は西会津ICから近い上野尻に行きました。阿賀野川沿いの撮影地にはカメラの放列が続きました。
(2006/11/05追加 2021/09/12ワイド化)
No.D70s_061103-42
2006年11月3日
DD53 2+12系
9226レ
DD53ばんえつ物語
磐越西線 堂島→会津若松
3箇所目は撮影するつもりなく返しのロケハンで若松ICから北上していたところ,まだ上りの通過前だったので,近くの踏切沿いから撮影できました。
(2006/11/05追加 2021/09/12ワイド化)
No.D70s_061103-51
2006年11月3日
DD53 2+12系
9233レ
DD53ばんえつ物語
磐越西線 会津豊川←姥堂
返しは磐梯山バックに真横から。うっすらとお月様が顔を出しているのがわかるでしょうか。この日の月齢は11.9,電化区間ですが架線柱をカットしたのですっきりしたと思います。
(2006/11/05追加 2021/09/12ワイド化)

 2006年9月23日 ページ新設
 2022年11月23日 略歴一覧表を追加
 2022年11月23日 写真ワイド化完了
 2022年11月23日 キャプション欄左右入替完了

■参考文献
 最新JR機関車 ヤマケイレイルブックス12 広田尚敬 坂正博 山と渓谷社 2002年3月
 Wikipedia 国鉄DD53形ディーゼル機関車


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