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マニ30

 マニ30形客車は運輸省鉄道総局および国鉄に車籍を有した現金輸送専用荷物車です。所有者は日本銀行で,日本銀行券を各支店に円滑かつ確実に輸送する目的で製造されました。

形式番号 製造年 製造所 特徴
マニ34 1〜6
→マニ34 2001〜2006
→マニ30 2001〜2006
1948 日本車輌製造

帝國車両工業
オハ35形後期形類似の折妻形の車体形状。1000mm幅の電車用プレスドアの窓を鋼板で塞いで流用。荷重14t,塗色はぶどう色1号,台車はTR23A。1962年には荷物扉を2,000mm幅の両開きに改造,1964年に冷房化改造,近代化改造を施工。電気暖房を設置し2000番台に改番,1970年にマニ30形に改番,積載荷重は13tに変更。1981年廃車。
マニ30 2007
マニ30 2008
マニ30 2009
マニ30 2010
マニ30 2011
マニ30 2012
1978-1979 日本車輌製造 マニ30 2001〜2006の置換え用として製造。車体形状は50系客車に準じた構造。車体長は1300mm伸びたため耐食アルミ合金を使用。

マニ30 2007
No.32-18
1984年1月29日
マニ30 2007 大ミハ
宮原客車区
宮原区のマニ30 2007。左側はダブルルーフの荷物車,右はカニ21と連結されています。
(2022/10/10追加)
マニ30 2010
No.61-5
1984年7月25日
マニ30 2010 南シナ
東海道本線 大阪
大阪駅3番ホームに停車中のマニ30 2010,所属表記は南シナです。
(2015/04/25追加 2022/10/10ワイド化)
No.61-6
1984年7月25日
マニ30 2010 南シナ
東海道本線 大阪
荷物列車の最後尾に連結されたマニ30。運用は丸秘とされ,撮影するのもはばかられるような雰囲気がありました。
 (2022/10/10ワイド化)
マニ30 2012
No.D200_090817-115
2009年8月17日
マニ30 2012 東スミ
小樽市総合博物館(手宮)
手宮に保存されているラストナンバーのマニ30 2012。所属は隅田川(東スミ)でした。なぞの多い車両がこうして保存されることは意義深いです,
(2022/10/10追加)

 2008年10月18日 TEST ページ新設
 2022年10月4日 オヤ31,スヤ42,スヤ32,スヤ52,オエ61を旧型客車のページに移設
 2022年10月10日 マヤ34形とページを分離し,新たにマニ30のページとして設置
 2022年10月10日 マニ30一覧表を追加,写真ワイド化完了

■ 参考文献
 Wikipedia 国鉄マニ30形客車


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