阪急電車

6300系

 京都本線の特急車2800系の後継車として1975(昭和50)年に登場しました。電気機器,ブレーキ装置,台車などは5300系と同一となっていますが,車体は大きくモデルチェンジされ,車体長19000mm,車体幅2800mmで,阪急最大の車体となっています。窓は2800系と同様な連窓で,上下に50mmずつ拡大されています。シートは乗務員室後部を除き,運転室から一斉自動転換が可能なオールクロスシートとなっています。正面には表示幕が設けられ,標識灯と尾灯は腰部に移動してステンレスの飾り帯が付き,幌枠も前灯部分を取り込んだものになっています。伝統のマルーンをベースに,屋根周りの外部塗装をアイボリーとしたことが6300系のデザインを一層引き立たせています。


 6300系の編成です。

←梅田 河原町→
6350F

6357F

 登場時の編成です。末尾は0〜7の8編成があります。
6330F
 増備車の6330F。両端の4両がM車となっています。
6354F
 京とれいん編成です。
6351F

6353F

 嵐山線の編成です。3編成あります。

8両編成
No.N8209-9
1982年4-6月
宝塚線
* 十三→梅田
6450 (6350F) 8両
特急 梅田行


トップナンバー6350Fが十三を出発。大宮でのドアカットシールが時代を感じさせます。

No.55-29
1984年6月16日
正雀車庫
6353F

鉄研のメンバが電幕操作中! おっと出ました「臨時特急・嵐山」。なお,09年4月から6353Fなどは4両に短編成化され,車内もリニューアルして嵐山線に入線していますが,電幕表示は写真のものは使われず,「桂−嵐山」で,ローマ字付きとなっています。
No.55-28
1984年6月16日
正雀車庫
6353F

続いては急行・天六 (いい加減にしなさい!)

6300系の編成は,上の編成表のの4M4Tで末尾0〜7の8本,これに加えて6330Fがあります。当時は連結器周りも床下も青みがかったグレーに塗られていました。
No.55-26
1984年6月16日
正雀車庫
6913車内(6353F)

クロスシートが美しく並ぶ6300系車内。
No.58-9
1984年7月16日
宝塚線
* 梅田−十三
6450(6350F) 8両
 特急 河原町行

7月16日は宵山ということで,祇園祭のヘッドマークを掲げて十三に進入する6300系。ヘッドマークがナンバーを隠すのが難点ですが,わずかに見える0から6350Fであることがわかります。落成当初は正面表示幕額縁部はマルーン色で,アイボリーとの塗り分け線が額縁を迂回していましたが,その後試行錯誤され直線塗り分けに変わっています。
No.58-2
1984年7月16日
京都線 十三
6300系 8両
 特急 河原町行

こうなるとさすがにどの編成かわかりません。(見分け方あったら教えてください)この時代,電幕のローマ字表記はなくシンプルです。
No.58-18
1984年7月16日
京都線 水無瀬−上牧
6350F 8両
 特急 梅田行

十三で撮った(No.58-9)編成が河原町で折り返して来たようです。
No.77-33
1984年11月3日
京都線 淡路−上新庄
6357F 8両
 特急 河原町行

もみじマーク付きの6357Fです。淡路駅ホームの突端からNikon FE,Ai85mmF2,RDPで撮影。
No.58-19
1984年7月16日
京都線 水無瀬−上牧
6330F 8両
 特急 河原町行

こちらは大阪寄りがMcとなっており2丁パンタ仕立ての6330系です。1983(昭和58)年の,茨木市駅,高槻市駅付近の高架工事に伴うダイヤ変更により特急列車運用増となり増備されたのが6330Fです。制御装置は7300系と同じ界磁チョッパ装置を採用した回生ブレーキ車(回生ブレーキ優先制御付き)です。6330Fの編成は4M4Tで,両端部の2両ずつがM車です。
京とれいん
No.D700_120812-72
2012年8月12日 11:16
京都線 大山崎←長岡天神
6354F 6両
快速特急 梅田行


6連化され,京とれいんとして梅田−河原町間に運転されている6354Fです。写真のすぐ右側を走る"日本海"や381系"こうのとり"と絡め,名神クロスで綺麗に撮影できました。
(2012/08/16追加)
No.D700_131228-12
2013年12月28日
宝塚線
* 梅田
6354F 6両
快速特急 河原町行


年末の梅田で発車を待つ京とれいん。
(2014/01/11追加)
種別が快速特急Aに変更になり,幕色が白地に赤になりました。登場時の急行幕を思い出しますが,地が赤くないと特急らしくないし,6両だとちょっと物足りない。
(2019/06/09追加)
No.D700_190430-087
2019年4月30日
宝塚線
* 十三−梅田
6354F 6両
快速特急A 河原町行
やはり9300系より特急らしい2扉車の貫禄。
(2019/06/09追加)
No.D700_190430-091
2019年4月30日
宝塚線
* 梅田
6354F 6両
快速特急A 河原町行
正雀から回送で進入してきました。この位置から見る転換クロスのモケットがおしゃれです。
(2019/06/09追加)
No.D700_190430-092
2019年4月30日
宝塚線
* 梅田
6354F 6両
快速特急A 河原町行
楽しい旅を!
(2019/06/09追加)
No.D700_190430-101
2019年4月30日
宝塚線
* 梅田
6354F 6両
快速特急A 河原町行
嵐山線
たくさんの照明が吊り下げられた嵐山駅で折り返し準備中の6352F。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-56
2015年8月13日
嵐山線
 嵐山
6352F 4両
松尾大社に到着した6352F。車内は一部1人用クロスシートやロングシートに改造されていますが,外観は特急車の風格そのままの2扉スタイルが存置されています。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-58
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社
6352F 4両
客用扉は窓の大型の扉に更新されています。桂に向かう6352F。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-59
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社
6352F 4両
複線用の用地が確保された嵐山線。踏切の脇からローアングルで撮影。朝のうち,嵐山線は2編成で運用されていました。6351F。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-64
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社←嵐山
6351F 4両
No.D700_150813-68
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社→嵐山
6352F 4両

桂から戻ってきた6352Fを縦位置で撮影。
(2015/08/22追加)
方向幕が赤くないのでちょっと物足りないです。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-69
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社→嵐山
6352F 4両
天気はイマイチでしたがすっきりと撮影できました。
(2015/08/22追加)
No.D700_150813-71
2015年8月13日
嵐山線 松尾大社←嵐山
6352F 4両

*京都本線の起点は十三であり,梅田-十三間2.4kmは宝塚線の複々線扱いとなっています。

 2009年7月25日 ページ新設工事開始
 2009年8月22日 ページ公開
 2011年11月19日 形式毎にページ分離

 ■参考文献
 ・神戸大学鉄道研究会編 丙線 第30号 阪急電鉄特集 1984年11月発行
 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 328 1988年8月号
 ・篠原 丞 2000系から8000系に至る阪急電鉄新系列高性能電車の系譜 鉄道ファン 332 1988年12月号
 ・阪急電鉄・諸河 久共著 日本の私鉄F 阪急 カラーブックス 保育社
 ・阪急電鉄開業100周年記念HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010 阪急コミュニケーションズ