阪急電車

8300系
 8300系8000系の京都線バージョンで,VVVFインバータ制御を導入するとともに,正面に額縁デザインを採用して左右の窓も屋根近くまで大型化して,その上部に表示幕を収めるなど,車体デザインが斬新なものに変更されています。側面の窓も上下がワイドになっています。8000系と同様に全車がアルミ車体であり,前面デザインには1次車〜4次車で4種類のパターンがあります。
■ 8300系新製車 (84両)
形式 車番 製造年 主な仕様・相違点
8300
(Mc1)
8300-8304 8310-8315 8330-8333 1989-1995 梅田向き,主制御器,パンタグラフ2基搭載,定員132名
主電動機:8302,8303,8330,8310,8315は190kW 他は170kW
台車:8304,8313-8315,8332,8333はSS139A 他はFS369A
8400
(Mc2)
8400-8404 8410-8415 1989-1995 河原町向き,主制御器搭載,定員135名
主電動機:8402,8403,8410,8415は190kW 他は170kW
台車:8404,8413-8415はSS139A 他はFS369A
8800
(M1)
8800-8804 8810-8815 1989-1995 主制御器,パンタグラフ2基搭載,定員145名
主電動機:8802,8803,8810,8815は190kW 他は170kW,
台車:8804,8813-8815はSS139A 他はFS369A
8900
(M2)
8900-8904 1989-1995 主制御器搭載,定員145名
主電動機:8902,8903は190kW 他は170kW
台車:8904はSS139A 他はFS369A
8450
(Tc)
8450-8453 1991-1994 河原町向き,2両増結編成,SIV,CP搭載,定員135名
台車:8452,8453はSS039A 他はFS069A
8850
(T1)
8850-8854 8860-8865
8870-8874 8880-8885
1989-1995 SIV,CP搭載,定員145名
台車:8854,8874,8863-8865,8883-8885はSS039A 他はFS069A
8950
(T2)
8950-8954 8960-8965
8980-8984
1989-1995 定員145名
台車:8954,8984,8963-8965はSS039A 他はFS069A
1次車 1989/5-1993/3 8300F-8302F 8310F-8312F 8330F 8331F 額縁スタイル
2次車 1993/9-1994/7 8303F 8313F-8314F 8332F 8333F 前面くの字傾斜形, 前面方向幕大型化
3次車 1995/1 8304F 前面窓下部拡大, 前面部車両番号電照式
4次車 1995/10 8315F LED車内案内表示, ロールカーテン
8300-8304 8310-8315 8330-8333
No.D700_111113-123
2011年11月13日
8311F
8311他 6両
直通特急ほづ 嵐山行
京都線 桂



天下茶屋 8311-8861-8961-8881-8811-8411 嵐山


天下茶屋発着の嵐山直通特急[ほづ]に充当される8311F,額縁タイプの1次車。
(2024/03/28追加)
No.D700_111113-128
2011年11月13日
8312F
8312他 6両
快速特急おぐら 河原町行
嵐山線 松尾
桂 8312-8862-8962-8882-8812-8412 嵐山/河原町

河原町発着の快速特急[おぐら]の看板を取り付けた8312Fが松尾に停車。
(2024/03/28ワイド化)
No.D700_111113-135
2011年11月13日
8304F
8304他 6両
普通 桂行
嵐山線 松尾
桂 8304-8854-8954-8874-8804-8404 嵐山

[おぐら]の看板のまま桂行きの普通に充当される8304Fは3次車で,両側の窓を下に拡大して車番を窓枠内に取り込んだバージョン。
(2024/03/28ワイド化)
No.D700_190430-014
2019年4月30日
8303F
8303他 8両
準急 河原町行
宝塚線* 梅田



梅田 8303-8903-8853-8953-8983-8873-8803-8403 河原町


2次車の8303編成。
(2019/06/08追加
2024/03/28シャドー調整)
No.D700_190430-021
2019年4月30日
8312F
8312他 6両
快速特急さがの 嵐山行
宝塚線* 梅田



梅田 8312-8862-8962-8882-8812-8412 嵐山


嵐山線に乗り入れるため,1次車の6両編成である8312Fが充当されています。
(2019/06/08追加
2024/03/28シャドー調整)
No.D700_190430-132
2019年4月30日
8314F
8314他 6両
快速特急さがの 嵐山行
宝塚線* 梅田



梅田 8314-8864-8964-8884-8814-8414 嵐山


上と同じ嵐山線快速特急「さがの」運用の8300系ですが,8312Fと8314Fでは大きくイメージが異なります。
(2019/06/23追加
2024/03/28シャドー調整)
No.D700_190430-146
2019年4月30日
8314F
8314他 6両
快速特急さがの 嵐山行
宝塚線* 梅田-十三
梅田 8314-8864-8964-8884-8814-8414 嵐山

ボルスタレス台車SS139A/SS039A装備の8314F。ボルスターアンカーがなくかなり違和感あります。
(2019/06/23追加)
8400-8404 8410-8415
No.D700_111113-111
2011年11月13日
8313F
8413他 6両
快速特急さがの 嵐山行
宝塚線* 十三←梅田
梅田 8313-8863-8963-8883-8813-8413 嵐山

嵐山線乗り入れのため6両で運行される8313F,梅田発着の嵐山直通快速特急である[さがの]マークを取り付けています。車番が車掌台の窓下に移動していますが,なんだか落ち着きません。ボルスタレス台車を履いているので下回りがすっきりしています。
(2024/03/28ワイド化)
No.D700_111113-122
2011年11月13日
8311F
8411他 6両
直通特急ほづ 嵐山行
京都線 桂
天下茶屋 8311-8861-8961-8881-8811-8411 嵐山

天下茶屋発着の嵐山直通特急[ほづ]に充当される8311Fで,末尾の1がHMの右から見えています。
(2024/03/28ワイド化)
No.D700_111113-141
2011年11月13日
8311F
8411他 6両
回送
嵐山線 嵐山
天下茶屋 8311-8861-8961-8881-8811-8411 嵐山

誰もいないように見えますが列車到着時にはめちゃくちゃ混雑していました。
(2024/03/28ワイド化)
No.D700_170708-017
2017年7月8日
8314F
8414他 8両
準急 天下茶屋行
京都線 淡路
天下茶屋 8314-8864-8964-8884-8814-8414 河原町

ボルスタレス台車を装備している中期型の8314F。
(2017/07/23追加 2024/03/28シャドー調整)
No.D700_170708-032
2017年7月8日
8313F
8413他 8両
普通 天下茶屋行
京都線 淡路
天下茶屋 8313-8863-8963-8883-8813-8413 河原町

古都ラッピングとヘッドマークを付けた8313F。
(2017/07/17追加 2024/03/28シャドー調整)
No.D700_170708-047
2017年7月8日
8331F+8312F
8412他 8両
特急 梅田行
京都線 淡路
梅田 8331-8451+8312-8862-8962-8882-8812-8412 河原町

増結用の8331Fと組み京都線特急に充当される額縁タイプの8312F。
(2017/07/17追加 2024/03/28シャドー調整)
No.D700_190430-134
2019年4月30日
8314F
8414他 6両
快速特急さがの 嵐山行
宝塚線* 梅田
梅田 8314-8864-8964-8884-8814-8414 嵐山


梅田駅に到着するc#8414の側面方向幕
(2024/03/28追加)

*京都本線の起点は十三であり,梅田-十三間2.4kmは宝塚線の複々線扱いとなっています。

 2011年11月19日 ページ新設
 2024年3月27日 新製車一覧表を追加
 2024年3月27日 キャプション欄左右入替完了
 2024年3月27日 Safariで半角数字列が電話番号リンクされるのを無効化
 2024年3月27日 イベント毎昇順から形式番台毎時系列に並べ替え
 2024年3月28日 写真に編成を追記
 2024年3月28日 写真ワイド化完了
 2024年3月28日 新製車一覧表から写真へのリンク設置


■参考文献
 ・阪急電鉄開業100周年記念HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010 阪急コミュニケーションズ
 ・山口益生 阪急電車 JTBパブリッシング 2012年
 ・Wikipedia 阪急8300系電車


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